スコール「え〜、それでは、久しぶりの新規加入メンバーを紹介する!」
全員が拍手でシューインを出迎えた。
ここは、軟派サークルの秘密のアジト―――
秘密なのでアジトの場所は定かではない―――である。
ギップル
「おめぇの方が、ジェクトさんのこっち方面の血は受け継いでそうだもんな。」
ジタン
「転入早々、俺たちに目をつけられるとは・・・」
シューイン「へへ・・・(ま、
スコールのフォローもしとかねぇとな)」
そこへアーロンがやってきた。
しかし、何故か落ち込んでいる様子である。
ジタン
「どうした、アーロン・・・」
ギップル
「また、あいつか!?」
アーロン
「ああ・・・惨敗だ・・・」
シューイン「?なんだ、どうしたんだ・・・」
スコールが軟派サークルの現在の目標を教えてくれた。
それは、
ルールー先生を落とすこと!!
シューイン「!?あ、相変わらず、お前達って凄いのな・・・」
ジタン
「大人の女の人を落とす!」
「これこそ、今の軟派サークル最大の目標なのだ!!」
ギップル
「おめぇ、見ただろ!?」
「あのこぼれんばかりの母音を・・・ムフームフー・・・」
スコール
「それだけじゃないぞぉ、見えそで見えてる、」
「ムチムチの太もも・・・ムフームフー・・・」
アーロン
「あの特大級の桃を俺は、
超至近距離で見た仲だ!ムフームフー・・・」
シューイン「それでその、最大の敵っちゅうかライバルってのはアレか?」
「ジェクト・・・・・・父さんか?」
ギップル
「違うんだ!それなら、俺達はまだ納得できるんだ・・・」
スコール
「大人のミリキの差、だもんな。」
ジタン
「当面の俺達のライバルはな・・・・・・」
ビビなんだ!!
軟派サークルの面々は、代わる代わる保健室へ足を運んでは
ルールーの看護を受けているそうだ。
仮病の彼らをそれでも相手してくれるルールーであったが
ビビがやってくるとケンモホロロに追い出されるのが常であった。
ビビにあって自分達にないもの・・・・・・
なんだ?
とりあえず格好から真似てみようと一時は
昔作った黒魔道士の服装をして訊ねてみた時期もあったそうだ。
確かに、その効果はあったようなのだが
しかし本家本元のビビには勝てるわけもなく・・・・・・
結局は、やはり追い出されてしまうのだった。
シューイン「う〜ん、母性本能をくすぐられるのだろうか・・・」
スコール
「そうみたいなんだよな。」
ギップル
「アイツ、今まで出番がなかったのは」
「ずっと保健室に入り浸りだったからなんだ。」
アーロン
「一体、ルールーさんとアソコでナニをしているのか・・・」
ジタン
「そこで二人がダンスしてる所、見たことあるぞ!」
ギップル
「お、俺、もっと凄い事してるの見たことあるぞ!!」
「ルールーさんの胸に抱かれてた・・・」←鼻血
全員
「なに〜〜〜!?」
シューイン「その保健室に・・・何か秘密の匂いがするな・・・」
スコール
「今日の昼飯の時、調べてみるか?」
ジタン
「そうだな。でも全員だと目立つし。」
ギップル
「行き慣れた俺達には、固定観念があるしな・・・」
「スコール、シューインと一緒に行ってくれるか?」
二人
「おう!任せてくれ!!」
こうして。ドキドキのお昼ご飯の時間がやってきた。
よく見てみると、なるほど確かにルールーの隣には
チョコンとビビが座っていた。
反対側にいるワッカよりもビビに対して明らかに世話を焼いている。
スコール「(じゃ、行ってくるな・・・)」
アーロン「(気をつけろよ!)」