石の家 35話:未来予想図.1(学園祭編・その2)
直前の画面に戻る2004/03/02 Written by サエ

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イデア「さ、どうしますか?」
レン「えーと、えーと・・・ティナちゃんで、お願いします!」
シューイン「つぅことは、俺は・・・スコール・・・か。」
イデア「今日一日は、自由に遊んでいいですよ。」
「それと、お約束を忘れないでね。」
レン「はい!」
シューイン「宿主が褒められる、良い行いをすること!ですね!」
イデア「それさえ守ってくれれば構いません。」
「あなた達も既に私の可愛い子供達ですからね。」
レン「まま先生・・・!!」
シューイン「任せてくれよっ!!」

こうして・・・・・・
レンとシューインは「駅前留学」を体験することになった。
今日は、なんてったって学園祭。
皆、大騒ぎに浮かれまくっているので
多少、様子の違う子供達が交じっていても気付かれないであろう、
ということから急遽、 スフィアで待機していた二人にお呼びがかかったのだ。
媒体となる子供には、白昼夢のような経験になるだろうが
兎にも角にも二人はビサイドガーデンでの一日散策を許可されたのだ。

イデアはこっそり持ち歩いていたドレスフィアを取り出すと
ゆっくりとそれに手をかざした。
スフィアに宿っていた二人は瞬く間に解き放たれ
指名した子供達の心の中へと吸い込まれたのであった・・・。


こんにちは、ティナちゃん!
あら・・・、レンちゃん?
ご免ね、実は今日1日、あなたの体を借りたいのだけど・・・・・・
いいわよ!ゆっくりしてってね! ←?

既に召喚獣としても具現化できる魔力をもったティナは
体の所有権をレンに渡しても意識の共有が出来たため、
レン=ティナとして今日一日を一緒に楽しむことにした。

一方のスコールと言えば・・・
今のところ魔力の能力はないも等しいので
さくっとシューインに体も心も支配されてしまい
あっという間に彼の意識は心の片隅で居眠りを始めてしまった。
シューインが過ごす今日の一日は
スコールにとっては 夢のような断片しか覚えていられないであろう。

こうして、スコールの体を借りたシューインとティナの体を借りたレンが、
それぞれの宿主の目を通じて、初めてお互いの顔をみやった。
なんだか無性に照れくさい。
そこへエーコがティナを誘いにやってきたのだが
すぐさま、レンとシューインの存在に気付き、驚いた顔になる。

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