ドナ
「あらあらあら・・・?」
「どうしてこんなことになったのかしら・・・?」
ルブラン「いいじゃないのさ〜♪」
「何事も協力しあわなくっちゃ♪」
ユウナレスカのたこ焼き当番が回ってきたので
ドナとルブランは彼女を屋台まで見送りに来たのだ。
すると何故かヌージが一人きりで当番をしているではないか?
聞くと、同じ班のシヴァとシーモアがこないらしい。
そりゃそうだ、もう当番を自主的にやってしまったのだから。
しかしそのお陰で石光のたこやき屋は、今や一代名物屋台となってしまい
シーモア達が当番交代した後でも大勢の人々が行列を作っていた。
ルブラン「こんなの、2人きりでさばけやしないよ!?」
「あたしら次だし、一緒に手伝ってあげない?」
ドナ
「あんたは、旦那と一緒にやりたいだけでしょ・・・」
ルブラン「えへへ・・・・・・」
だが、確かにこのままほおって置くわけにはいかない。
ヌージ一人でも大変なのに
ユウナレスカが加われば、かえって足を引っ張ることは明白だ。
今も出来たてのたこ焼きを美味しそうにつまみ食いしているし・・・。
ドナ
「じゃあ、あたしはうちの班の男子を探してくるわ。」
ルブラン「よろしくね!」
ヌージ
「すまんな・・・・・・」
←既に汗だく
ルブランは、ヌージの汗をふいてやったりと、
たこ焼きよりもヌージの世話係りに夢中になっている。
若干、羨ましさを感じながらも
ドナは一人、同じ班のアーロンとバラライに
自分達の当番が繰り上げになったことを知らせるために
出かけたのであった。
ドナ
「あらあらあら・・・全く無駄に広い学園ね。」
「一体どこに何があるのやら・・・・・・」
腰に手をやりながらシャナリシャナリと歩くドナ。
すると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
そっちの方へいってみると
サイファーが何故だか半狂乱になって騒いでいるではないか。
リノアがスコーインと仲良く手をつないでいたことが
よっぽどショックだったらしく
周りの子供達が一生懸命慰めているところであった。
しかし、ドナは見てしまったのだ。
ドナが密かに、小熊チックで可愛いと思っていた雷神が
キスティに好き好きオーラを全開にしている姿を・・・・・・
んまぁ〜〜!?
私には、あんな顔見せたことないのにっ・・・!!
悔しい悔しい悔しい〜〜!!
え・・・・・・
エーコ先生は、どこにっ・・・!?
動揺したドナは周りにいる人々にぶつかりながら
一目散にその場から逃げ去ったのだった。
夢中で走っていたのでついに、誰かと正面衝突してしまう。
ドナ
「ちょっとアンタ、どこに目つけてるのよっ!」
バルテロ「・・・・・・すまない。」
「・・・・・・泣いているのか?大丈夫か?」