石の家 32話:Dreams Come True.第2章-2
2004/02/29 Written by サエ

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シド「ほぉ〜?こりゃ、今すぐ使えそうだな?」
シンラ「スフィアに何か、残ってそうだし。」

パネルにスフィアを読み込ませてみると
モニターに一瞬だけだが、確かに映像が現われた。

アービン「あれ!?今の!?」
雷神「女の子・・・・・・だもん?」
ギップル「あの髪の長さ、質感、清涼感、間違いない!」
ジタン「とびっきりの美少女だ!!」
シンラ「うん、間違いないし。これドレスフィアになるはずだし!」

とんてんかんてん、スフィアを加工しはじめるシンラ。
色々試行錯誤してみたのだが・・・・・・何故か、効果は現れなかった。
結局、時間切れになってしまい
スフィアはシドに預けたまま今日の講義は終了となった。

ダチ「・・・・・・アニキ、どうしたかなぁ・・・・・・」
アーロン「また、保健室にいるかもな。」
ダチ「俺、様子見てくるよ。」

飛空艇を降りたダチは、真っ直ぐワッカ邸へ向かった。
私立のビサイド・ガーデンとは違い、
石光の家の設備は今や、ほとんどこの屋敷を利用させてもらっているからだ。

ダチ「ちぃ〜〜す、アニキ、いますかぁ〜〜」

保健室には、心配そうにベッドで寝込む人物の看病をしている
イデアとルールーの姿があった。
それみたことかと、がっくり肩を落としながら枕元に立つと、そこには
エーコが青ざめた顔付きで寝込んでいた・・・・・・!?

ダチ「エーコちゃん!?あ、あの、アニキはっ!?」
ルールー「アニキ君が、エーコちゃんを運んできてくれたのよ。」
ダチ「あいつが!?」
ルールー「講義中に、倒れたんですって。どうしたのかしら・・・」
イデア「後は私が見てますから、二人はどうぞ教室へ。」

ルールーに連れられ石光の家へ戻ったダチを
今まで見たこともない光景が待ち構えていた・・・。
アニキが・・・・・・
女子に取り囲まれてちやほやされているではないか!?

ダチ「な、なんだ!?一体、何があったんだ!?」
スコール「信じ難いがあいつ、シヴァを完璧に召喚したらしい。」
シーモア「ダイアモンドダストでモンスターを一蹴したって!」
ジタン「それに、エーコちゃんを助けたとか、なんとか・・・」

ユウナ「アニキさん、かっこよかったです!」
アニキ「はっはっは!!俺はいつだってかっこいいぞー!!」
ドナ「あらあらあら・・・・・・アニキ君、もう一杯コーラ飲む?」
アニキ「おう!ありがとなーー!!」

男子は、アニキのもてっぷりに声も出ない・・・。
そんな異常な教室の様子を
こっそり窺うイデア、エーコ、そしてシヴァの姿があった。

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