石の家 32話:Dreams Come True.第2章-1
直前の画面に戻る2004/02/29 Written by サエ

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第1章:人の考えている事をスフィアに投射する装置を発明したシンラ君。
ところが実験を繰り返している内に、そのスフィアは壊れてしまった・・・


石の家では、落ち込んだシンラ君を慰める
アルベドグループがいた。
雷神から事情を聞いたサイファーから
知らずに実験台になっていたティーダまで、
いつの間にか全員が集まりてんでに励ましている。

ヌージ「また、作ればいいじゃないか。」
シンラ「あの巨大なスフィアだったから、可能だったし・・・」
ジタン「俺も見たかったなぁ!」
ティーダ「なぁなぁ、壊れたのって俺の所為か?」
ダチ「いや・・・・・・どうだろうなぁ?」
ギップル「耐久性はまったくの未知数だったしな〜」
アニキ「あ!忘れてた!!これ出てきたんだけど・・・」

ポッケに入れていたスフィアをシンラに見せるアニキ。

シンラ「何かに使えそうだし・・・!!」
ギップル「明日のマキナの授業で、試作してみようぜ!」

この言葉を聞いて、ほとんどの男子は
明日の授業でマキナ講義を選択する決意をしたのだった。
シンラに元気が戻ったところで、次の日に備えて眠りにつく子供達。
・・・んが。
アニキの騒々しい叫び声で、皆の安息の眠りは破られた。

ゼル「なんだなんだ!?」
スコール「・・・うなされてるみたいだな(笑)」

見ると、アニキは物凄い形相と寝相をしていた。
何かから逃げ出しているのであろうか、
今も手や足をバタバタと必死に動かしてもがいている。

バラライ「どんな夢見てるのかなぁ?」
サイファー「今こそ、あの装置があったら良かったのに!!」
シンラ「明日、がんばるし!」
全員「おー!!」

と言う事で誰もアニキを起こすことなく、再び眠りにつく子供達・・・。
次の日。
アニキは誰よりも早く目を覚まし、ビサイドの海岸を一生懸命走っていた。
早朝のワッカ・ランニングに参加した子供達は
その張り切りぶりに目を見張った程だ。
そして驚いたのが、選択授業であった。
男子全員がマキナ講義を選択したというのに
アニキは一人だけ、
こともあろうに 魔法講義を選択していたからだ。

ダチ「おいおいっ!?」
前のバラバラ事件、忘れたわけじゃねぇだろ!?」
アニキ「いいからいいから〜。このスフィアは任せたからな!」

スフィアをシンラに渡すと皆に手を振り、
魔法講義の集合場所である遺跡へと一人走り去ってしまった。
連れ戻そうにも、マキナ教官のシドは短気で有名だ。
集合時間に遅れたら、情け容赦なく置いてけぼりにされる。
(但し男子のみ)
一抹の不安を抱きながらも
男子は新しい試作品を作るために飛空艇へと向かったのであった。

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