FF5 出会い
直前の画面に戻る2004/04/09 Written by サエ

「この森を抜けると、カルナック城に行くんだ。」
「ほう、火力船を持つ炎の城ですな・・・」
「ところで皆さんはどういった目的で旅をしとるんですかな?」
「わしの孫が人質に取られとるんぢゃ!!」
「何言ってんのよ、その孫の名前も忘れてたくせに。」
「もうそれは言わんでくれ〜思い出したんぢゃから!!」

ガラフは一部の記憶は取り戻したらしい。
自分にはクルルという可愛い孫娘がいること、
宿命の敵・エクスデスの存在は思い出したようだった。
エクスデスはクルルを盾に
ガラフ達が集めているクリスタルを渡せと要求してきたのだった。

「カルナック城は火のクリスタルの守護を受けてるだろ?」
「エクスデスは元々、木の魔物ぢゃからな。」
「燃やすのよ!!」
「骨の髄まで業火で燃やし尽くしてやるわ!!」
「ほ〜っほっほ〜〜〜!!」 ←レナのキャラ変わってるし

森を抜けると見晴らしのいい草原に出た。
目の前にはカルナック城が聳え立っている。
カルナック城はその周りに海の水を引き込んで外堀をつくっており
中へ入るには城門へと続く大きな橋を渡るようになっていた。
その橋の中央には見張り台なのか、新しく小部屋が作られていた。

「あれ?前に来た時はあんなもの、なかったよな?」
「無礼な!?私を検問するとはいい度胸だわ!」
「なかなか用心深いようですのぅ。」

ファリスがトントンと小部屋の扉をノックした。
すると扉の向こうから

「この扉の裏でずっと待っていたぞ!」
「来なかったらどうしようと不安になっていたところだ!!(泣)」
「ギルガメッシュ!?」
「また、あんたなの!?いい加減にしてよ!!」
「嫌だ!!俺も仲間にしてくれるまで、ここは通さないぞーーー!」
「今更お前を仲間にするわけにもいかないだろ。」
「なんでだ!?じゃ、なんでその爺は仲間になってるんだ!!」
「いや、メイチェンは迷子になってたから・・・」
「ハッ!?それを言うなら俺だってそうだ!」
「自分の進むべき道で迷ってるんだ・・・俺も迷子だ!!保護してくれ〜〜〜!!」

大の字になって駄々をこねるギルガメッシュ。
その4本の腕にはそれぞれ鋭利な剣を携えているので
危なっかしいことこの上ない。

「いい情報だって持ってきたんだ!クルルちゃんの居場所だぞ!!」
「な、何!?」
「俺を仲間にしてくんなきゃ、教えてあ〜〜〜げないっ。」

  ちゃらりらり〜〜ん

 『ギルガメッシュが仲間になった!』

こうしてようやく城内へ入ることができた一行。
レナはバッツ達を引き連れカルナック女王に挨拶に向かったので
その間メイチェンとギルガメッシュは城内散策をすることにした。

「ほほう、聖なる火のなんと清らかなことか。」
「はぁはぁ・・・じ、爺さん。これ、重いぞ!?」
「とりあえず、どっかで休憩させてくれよ・・・はぁはぁ」
「あいやこれは申し訳ない。ではあそこの酒場で一杯やりますか。」

二人は城内で一際立派な酒場へと向かう。
火の国に相応しく、
そこでは情熱的な金髪美女が舞台上で激しい踊りを披露していた。
その姿もすこぶる大胆だ。
一糸纏わぬその姿・・・いや大事な所は
大蛇が巻きつき見えそで見えない絶妙なお色気を醸し出している。
観客はみな基本姿勢の前屈み状態になりながらも
必死におひねりを投げていた。
ギルガメッシュも慌てて最前列に割り込んでいくと
ムフームフーと激しい息使いでかぶりつき始めたのだった。
最早そういったこととは無縁のメイチェンは
ふと見回した酒場の片隅で埃をかぶっているピアノを見つけた。

「ほう?これは・・・?」

思わずその銀盤に触れると

  ちゃらりらり〜〜ん

 『メイチェンはピアノが少し上達した!!』

「いやはや、なんともお恥ずかしい・・・」
「しかし、あたしでも吟遊詩人ぐらいは出来そうですなぁ。」

頑張れメイチェン!
ピアノレッスンは全部で8つ、残すは7つだ!!
目指せピアノマスター!!

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