FF10 契約
直前の画面に戻る2003/06/02 Written by サエ

「祝!シーモア=グアド族長、御成婚!」
「ああ、それなし!ユウナは結婚しないんだ。なっ!」
「はぁ・・・とりあえず、今はガードに専念することになりました。」
「そうなのですか・・・」
「まぁ、旅の準備はこのオオアカ屋に任せて下さい!」
「何これ!!ちょっと高すぎじゃないの!?(怒)」
「いいじゃん別に。スポンサーもいることだし。」
「そういうわけで、ミツグ君、清算よろしくっ!!」

訳のわからぬまま、
シーモア君はオオアカ屋から2倍の値段で商品を買い取る羽目に。
一行がマカラーニャの旅行公司で休憩をとっていると
メイチェンがやってきた。

「ユウナ様はシーモア老師とご結婚なさるとか・・・」
「だーかーーらっ!しないんだってば!!」
「おいシーモア、お前どういう説明してきたんだよ!!(怒)」
「申し訳ない、トワメルはせっかちな者で・・・先走っているのでしょう。」
「オッホン!ところで語ってもよろしいですかな?」
「このマカラーニャ湖は一年を通じて凍結しとるんですわ。」
「どんなに暑い日でも氷は絶対に溶けやしませ・・・ん、んんっ!?」

辺りは急に汗ばむぐらい暑くなってきた!!
一同が外へ出てみると
なんと辺り一面の氷が溶けはじめているではないか!?

「ななな、なんたること!?」
「この1000年、このような理は初めての経験です!!」

そこへ、トワメルが慌てふためきながら走ってきた。
足元の氷は、みるみる溶け出している。
シーモア君に何やら耳打ちした後

「皆様。私、所用でお先にマカラーニャ寺院へ向かわねばなりません。」
「私はユウナ殿のガードでもありますが、マカラーニャ寺院の僧官長でもあります。」
「この事態を収拾するため、一時お傍を離れることをお許しください。」
「了解ッス。」
(ユウナ、止めなさいその言い方!!(怒))

こうしてシーモア君とトワメルは
スノーモービルで併走しながら寺院へと向かった。

「どういたしましょう、シーモア様・・・(オロオロ)」
「ええい、馬鹿者めが!お前が要らぬ噂を流したからだろうが!!」
「申し訳ございません・・・」
「あの方の耳にも、届いてしまったようでして。」
「この様子を見れば、わかる!」

シーモア君は急ぎ、
マカラーニャ寺院の祈り子の部屋へと向かったのであった。

「シーモア。誰のおかげで、僧官長になれたと思っておる。」
「はっ。全てシヴァ殿の後ろ盾のおかげです。」
「若年の身でお前がのし上がれたのも、全てわらわのバックアップあってこそ。」
「お前はわらわとの契約を違えるというのか。」
「とんでもございません。」
「では、今世間で流れている噂はなんとするっ!?」
「わらわの吐息が凍気を放つことは、もはやないであろう。」

シヴァは今や嫉妬の炎に包まれ、
イフリートとジョブチェンジせんばかりの熱気に燃えていた。
その熱気にもめげず、シヴァに近づくシーモア君。

「それは誤解です。」
「私の身も心も全てシヴァ殿に捧げると誓ったはず・・・」

シーモア君はシヴァの手をとると、グイっと自分の方に引き寄せ
(自主規制)しました。

一刻後。

マカラーニャにはいつもの寒さが復活し、時同じくして
トワメルがユウナ一行を迎えに旅行公司へと向かったのでありました。

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