「GFを理解するには実戦が一番ですからね。」
「戦闘メンバー三人組を編成してください。」
「さ、誰が挑戦しますか?」
当然のように名乗り出るサイファー達三人組。
シドが掛け声とともに、おもむろにカーテンオープンすると
ゲージの中から出てきたのはアルケオダイノス・・・!?
・・・ではなく、
コヨコヨだった。
良く見たら校庭隅に、壊れた宇宙船があるではないか。
「このモンスターは攻撃してきませんから安心してくださいね。」
「自分達の好きなよーーーに、戦ってみてください。」
「よおおおし、じゃ、早速オレが召喚するぞ!」
「お前たちは、『どろー』してみろよ。」
サイファーの召喚待ち時間の間に、せっせとドローしまくりの雷神風神。
そして、いよいよ、サイファーの召喚の出番がやってきた!
するとサイファー達が画面から消え・・・
場面は一転、暗雲たちこめ雷鳴轟くオープニングのような雰囲気になっていく。
と、サイファー達が居た場所に、人影が現われた。
暗闇の中でその人影は、赤い着物を着て、跪いている。
腰には何やら瓢箪のようなものを付けていた。
遠山の金さんのようなポーズをとったその人が立ち上がると
「死にたいヤツは、どいつだ。」
セリフを決めた
GFアーロンがコヨコヨに向かって走り出して行く!!
アーロンがコヨコヨに斬りかかった、その瞬間!!
陣風( )
と必殺技コマンドが画面に表示された。
「え?あれ、なんだ、これ?」
「あー!騎士ゼファーなんだもんよ!」
「コントローラーで入力するんだもんよ!!」
「至急!!時間切・・・」
サイファーが慌ててコントローラーに手を伸ばした瞬間、
入力コマンド時間は終了してしまった。
画面には、コヨコヨに空振りをかましているアーロンの姿が・・・
「雑魚が・・・頭にのるな。」
アーロンが画面(サイファー)に向かって舌打ちすると、召喚終了。
サイファーには、まだGFアーロンは使いこなせないようだ。
「今度、私!!」
風神の出番まで、またまたドローを繰り返すサイファー・雷神。
風神の召喚のシーンも、やっぱりサイファーの時と似たような感じだ。
一面、真っ暗闇になる。
そして、やはり、中央に人影が現れた。
でも今度は黒ずくめの女性だった。
重そうなベルトを幾重も腰に巻き、豊満な胸を揺らしている。
その腕には
何故かコヨコヨの縫いぐるみを抱えていた。
「さぁ〜て、どうしようかな。」
GFルールーが左腕を頭上に掲げた瞬間!!
「まほう」選択のコマンドが画面に表示される。
先程のサイファー戦をみていた風神、
ここはなんとか、ドローしたての「ファイア」を選択する事が出来た。
そして
右スティックをまわせ!!
コマンド表示を見て風神は一生懸命
左スティックを廻していた・・・
結局、最初の一回魔法を唱えただけで、GFルールーも終了。