FF8 初体験 .2
Written by サエ

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「GFを理解するには実戦が一番ですからね。」
「戦闘メンバー三人組を編成してください。」
「さ、誰が挑戦しますか?」

当然のように名乗り出るサイファー達三人組。
シドが掛け声とともに、おもむろにカーテンオープンすると
ゲージの中から出てきたのはアルケオダイノス・・・!?
・・・ではなく、コヨコヨだった。
良く見たら校庭隅に、壊れた宇宙船があるではないか。

「このモンスターは攻撃してきませんから安心してくださいね。」
「自分達の好きなよーーーに、戦ってみてください。」
「よおおおし、じゃ、早速オレが召喚するぞ!」
「お前たちは、『どろー』してみろよ。」

サイファーの召喚待ち時間の間に、せっせとドローしまくりの雷神風神。
そして、いよいよ、サイファーの召喚の出番がやってきた!
するとサイファー達が画面から消え・・・
場面は一転、暗雲たちこめ雷鳴轟くオープニングのような雰囲気になっていく。
と、サイファー達が居た場所に、人影が現われた。
暗闇の中でその人影は、赤い着物を着て、跪いている。
腰には何やら瓢箪のようなものを付けていた。
遠山の金さんのようなポーズをとったその人が立ち上がると


「死にたいヤツは、どいつだ。」


セリフを決めたGFアーロンがコヨコヨに向かって走り出して行く!!
アーロンがコヨコヨに斬りかかった、その瞬間!!

陣風(

と必殺技コマンドが画面に表示された。

「え?あれ、なんだ、これ?」
「あー!騎士ゼファーなんだもんよ!」
「コントローラーで入力するんだもんよ!!」
「至急!!時間切・・・」

サイファーが慌ててコントローラーに手を伸ばした瞬間、
入力コマンド時間は終了してしまった。
画面には、コヨコヨに空振りをかましているアーロンの姿が・・・

「雑魚が・・・頭にのるな。」

アーロンが画面(サイファー)に向かって舌打ちすると、召喚終了。
サイファーには、まだGFアーロンは使いこなせないようだ。

「今度、私!!」

風神の出番まで、またまたドローを繰り返すサイファー・雷神。
風神の召喚のシーンも、やっぱりサイファーの時と似たような感じだ。
一面、真っ暗闇になる。
そして、やはり、中央に人影が現れた。
でも今度は黒ずくめの女性だった。
重そうなベルトを幾重も腰に巻き、豊満な胸を揺らしている。
その腕には
何故かコヨコヨの縫いぐるみを抱えていた。


「さぁ〜て、どうしようかな。」


GFルールーが左腕を頭上に掲げた瞬間!!
「まほう」選択のコマンドが画面に表示される。
先程のサイファー戦をみていた風神、
ここはなんとか、ドローしたての「ファイア」を選択する事が出来た。


そして

右スティックをまわせ!!


コマンド表示を見て風神は一生懸命
左スティックを廻していた・・・

結局、最初の一回魔法を唱えただけで、GFルールーも終了。

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